2025年11月5日はタイのお祭り=ロイクラトンの日、ということで、我が家も、タイ衣装に身を包んだ2歳の子どもを連れて**ベンチャシリ公園(Benchasiri-park)**の灯篭流しに参加してきました。
バンコク中心部の公園ということもあり、アクセスがよく、池も大きくて雰囲気も抜群。
想像以上に家族連れが多く、子どもと一緒でも安心して楽しめました。
この記事では、実際に参加して感じたことや、当日の流れ、混雑具合などを、
「今後行かれる方にも役立つように」まとめてみたいと思います。
🌕ロイクラトンとは?タイの幻想的なお祭り
満月の夜に行われる、水の神様への感謝祭
ロイクラトン(Loy Krathong)は、タイの陰暦12月(通常は11月頃)の満月の夜に行われる伝統行事。

「ロイ(流す)」+「クラトン(灯篭)」という意味で、
川や池に灯篭を流して、水の神様に感謝と願いを捧げるお祭りです。
灯篭には、ロウソクと線香、花びらなどが飾られ、流す瞬間に「今年もありがとう」「悪いことが流れていきますように」と祈ります。
タイ全土で開催され、バンコクでも大小さまざまな会場で灯篭流しが行われます。
通常であれば、夜になると街の至るところでライトアップや花火などがあり、まさにお祭り、という雰囲気なのかもしれませんが、今年は10月下旬にシリキット王太后が逝去され、国全体が喪に服す期間にあたりましたので、派手なイベントやパフォーマンスは自粛の傾向にありました。
🪩バンコクのロイクラトン会場のひとつ「ベンチャシリ公園」
BTSプロンポン駅から徒歩すぐ、アクセス抜群
ベンチャシリ公園はBTSプロンポン駅のすぐ隣にある大きな公園で、
エンポリアムやエムクオーティエなどショッピングモールにも隣接しています。
そのため、ロイクラトン当日もアクセスがとても便利で、「小さい子ども連れでも行きやすい会場」として人気です。
さすがはプロンポンエリア、来園者の2割くらいは日本人家族じゃないかってくらい日本人がたくさんいました…
灯篭販売の様子と価格
以前はパンの灯篭や発泡スチロール製も多かったようですが、
最近は環境配慮の流れで、バナナの葉や花で作られた自然素材の灯篭=「エコクラトン」が主流となっているようです。
公園入口付近、エンポリアム~エムスフィアまでの道路沿いには屋台がずらりと並び、本当に様々なクラトンが売られており、見ているだけで楽しかったです☆
値段もサイズや飾りの豪華さによってピンキリで、小ぶりのシンプルなもので30バーツ、大きくて手の込んだもので200バーツ弱するものも見かけました。


やはり自然素材で作られたエコクラトンが多いように感じましたが、普通のお人形が乗っているような全然エコではないクラトンも売られていました(笑)
どれも本当にきれいでかわいらしくて迷ってしまいましたが、こちらのお花でいっぱいのクラトンを購入しました。100バーツでした。

暗くなってくるにつれ、露店も増えており、クラトンのほか、チカチカ光るライト等のおもちゃ、バルーン、綿あめ、軽食等を売っているお店もみかけましたよ。

会場の雰囲気と混雑具合
子連れということもあり、私たちは16:30頃に公園に行きましたが、比較的多くの人でにぎわっていました。やはり早い時間帯なので子連れが多い印象でした。
池にもすでに多くのクラトンが流れていましたが、人が多すぎて池にたどり着けない…!というような大混雑ではありませんので、スペースを見つければ容易に灯篭流しができると思います。

暗くなるにつれて公園内の人はどんどん増えているように感じましたが、それでも、池周りは皆さん写真を撮ったり、灯篭を流し終わったら順次はけていく印象でしたので、待っても待っても流せないというほどの混雑はないと思いました。
夕飯を済ませたりして最終的に20時頃に公園を出た際は、出入り口が、公園から出る人と入る人で大混雑で肩がぶつかりそうなくらいでした。駅への階段もなかなか人が連なっている感じでしたので、やはり遅い暗い時間のほうが混雑するのかもしれません。
🧺親子で参加した灯篭流しの様子
公園内にはところどころに警備員の方がおり、ライターをもって灯篭に火をつけるのも手伝ってくださいました。(ライター持っていきましたがいらなかったです。)
灯篭を手に池のほとりまで行き、自分たちのペースで流すことができます。
私たちは草むらから流したのですが、こちらの写真にあるように、池の淵に石段(?)があり、その奥まで押さないと水に浮かばないので、大人でもヨイショと押し出す必要がありました。

草むらの端っこまで水が来ていて、サンダルだとやや足が濡れましたし、もしかしたら先ほどの写真で人が集まっていた奥側のほうが石畳で流しやすかったのかもしれません(;^ω^)
見ての通り、池の周りに柵などはありませんので、小さい子供は常に見ておく必要があります。灯篭流す時も、灯篭流しつつ、子供抑えつつなのでちょっと大変でした。大人2人以上で行くか、流しやすいポイントを見つけられるとよいかもしれません。
子ども見つつでしっかりお祈りができませんでしたが…バンコクで灯篭流し、良い体験ができました。子どもも「バイバイ〜」と流れていく灯篭に声をかけている姿が印象的でした。
まだ明るい時間帯、且つろうそくの火も比較的すぐ消えてしまっていたので、幻想的とは言い切れないですが、様々な色や形の灯篭が池に浮かんでいる姿はとてもきれいでした🌟

夕飯をモールで済ませ、暗くなった19時頃にまた公園に戻ってきたのですが、ちょうど噴水ショーをやっており、シリキット王太后を追悼するような内容の映像が噴水に投影されていました。
ライトと噴水と映像で素敵な演出になっていました。
また、夕方の比ではない数の灯篭が流れ着いており、これまた素敵な光景でした。
(回収作業される方、おつかれさまです。。。)
🧴子連れで行く人へのアドバイス
- 虫よけスプレーは必須
- 持っていたら子供に是非タイ衣装を!クラトン×タイ衣装ショット最高です📷
- 混雑度的に夕方の明るいうちに行くのがGOOD
- 灯篭を流しやすいポイントをみつけられるとしっかりお祈りできるかも
夕方到着 → 灯篭流し → モールで夕飯 → 公園戻る、流れだと、明るい時間と暗い時間帯で異なる雰囲気が味わえてよかったですよ!
💭まとめ
ベンチャシリ公園のロイクラトンは、
都心でありながら気軽に行けて、子連れでもしっかり楽しめるイベントでした。
日本人居住エリアからアクセスも抜群で、タイの文化体験ができるとても良い機会だと思います。
強いて言えば、池の周りはやはり柵がなく危ないので、小さい子の手をしっかりつないでおくのが安心です。
来年以降、チャンスがある方はぜひ行ってみてください!
来年はコムローイ祭りにいってみたいな~


